祀られた髪

419S県某所の神社の話:2013/09/01(日) 08:51:06 ID:.cS8Bkw.0
文章が酷いだろうが許してくれ

2年くらい前に、急に先輩から電話があったんだ。
今でも地元に帰ると酒を飲むくらい仲がいい先輩。
俺は昔からオカルトオタクというか、そっち系の無駄知識が多かった。だから先輩は俺に電話してきたらしい。
電話の内容は最後に書く。

まず事の起こりは中学の時の話。
自分が中1だったから先輩は中2。
当時俺も先輩もボーイスカウト的なのに入ってた。
で、夏に合宿に行ったんだ。コンビニどころか店もないような山の中の集落。
山の中と言っても、海に面してるし、別荘地で普通に人も住んでる。

で、初日の夜に、合宿定番の怪談話になった。
話をしてくれたのはその合宿場所出身の引率の人。

内容はその地区に伝わる昔話だった。
うろ覚えだが書いてみる

ある女の人が山菜を取りに行くと言って山に出かけた。
だが日が沈んでも女の人が帰って来ない。
心配になった村人達は捜索に出た。
捜索に出た村人は思ったより早く帰ってきた。

でも女の人を見つけたからじゃない

女の人の「一部」を見つけたからだった

村人が持って帰ってきたのは、女の人が着ていた服や履いていた草履、山菜が入ったかご、そして女の人の髪の毛。

まるで体だけ消えたように地面に落ちていたらしい

で、その横に大きな蛇の形の岩があったらしいんだ。

その日までそこにそんな大きな、それも蛇の形をした岩なんかなかったし、岩は一人や二人で運べるような大きさでもなかった。
そしてその岩の、蛇の頭にあたる部分に、女の人が山菜をとるために持っていった鎌が刺さってた。

不気味に思った村人は、その蛇の形の岩を砕き、体だけ消えてしまった女の人を供養するために神社をたてて遺髪を祀った。

ここまでが昔話。
で、まだ引率の人の話は続いた。

その神社が今もあって、髪の毛もまだ祀ってある。
明日連れていって見せてやるよ。と

もちろん皆怖いもの見たさで興味はあったし、何よりほんとなのか疑ってたので見に行くことにした。

翌日引率の人に連れていかれて神社へ。
鳥居があって、その先の階段を上ると1坪くらいの小さな社がある。よくある感じの普通の神社。

そこで引率の人がこう言った

「髪の毛を見た後、この鳥居をくぐる前に背中を払う仕草をすること。よくわからんがそうしないとダメらしい。」

俺はオカルトオタクの癖にビビリだったから髪の毛も薄目にちらっと見て、しっかりと背中を払ってから鳥居をくぐった。
うろ覚えだが、たしか髪の毛は布かなんかで縛って吊るしてあった。

問題は先輩。

中二病真っ盛りだったせいか、ワイルドなところを見せたかったんだと思う。
先輩は髪の毛に触った上に、背中を払わずに戻ってきた。
引率の人は「お前度胸あるなー」とか笑ってた。

で、特に何も無く合宿は終わった。
そして何事もなく数年。

ここで先輩の電話の内容

先輩は友人とドライブに出かけたらしい。
田舎だからドライブくらいしか娯楽はないし、自分もよく先輩とドライブしたから先輩がドライブ好きなのは知ってた。
その日は海岸沿いの山道をずっと走ってたらしい。
で、合宿した所の近くの山道を通った時

路肩に全裸の女の人がいたらしいんだ。
この時点で明らかにやばいと思って猛スピードで走ったらしい。

そしてその女の人
髪の毛が生えてなかったらしいんだ。

追い掛けられたとか、後部座席にいるのがミラーに写ってたとか、そーゆー事はなかったらしいんだが、あの時背中を払わなかった事を思い出して怖くなって、なんか詳しそうな俺に電話してきたとのこと。

でも俺はもちろん対処法なんて知らないし、特に被害も無いらしいので、「まぁ以後その道通らなきゃいいんじゃね?」とか適当なこと言っておいた。

その後も特に先輩に異常はないし、今も元気に仕事してる。

これ読んで面白半分で見に行かれてなんかあっても困るから、詳しい場所は書かないが、まだ神社はあるし髪の毛も祀ってあるはず。

調べて探してみてその辺のジジババに聞けばもっと詳しい話とか聞けるかもね。

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